ビタミン剤
第39章 ノクチルカ
「口あけて。ほら指咥えさせてあげる」
「んふ…ぅく…ぁ…んぅ」
潤の指が口腔内を確かめるように動き回って
その間、不埒な右手が背中を這って脇腹を辿り
腰からお尻まで執拗に撫で回してくる。
「やっ…じゅん、…も、出かけ…んぁ」
「ねぇ、美容室はまた今度にしなよ。
まだ髪切らなくても良いよ、翔はすこし長めのほうがかわいいし。」
口端から伝い落ちる唾液
再び耳孔へと差し込まれる舌の熱が下腹部へと
直接伝わって微熱を生み出す。
「ベルト外して、こっちも可愛がってあげる。」
「んんっ…くふっ…ぁ…」
差し込まれる指をかるく抜き差しされるから、
口での奉仕を思い出して
吸い付くように頬を窄めて舌を絡ませてしまう。
下半身の猛りにもう従うしかないくらい
追い詰められていく。
玄関先で手早くバックルに手をかけてベルトを外す。
相葉くんからのプレゼントの下着
その中でもぴたりと肌にフィットするデザインのものを履いてるから
布地の上から無遠慮に指が動きまわりはじめる。
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