
ビタミン剤
第42章 The sho must go on
「…ぁ…はぁ…じゅっ…んん」
「どうせなら鏡張りのレッスン部屋も欲しいね。嵐についてけないって弱音吐く誰かさん
の為にもみんなで練習を見てあげなきゃいけないし。」
「鏡張り?」
「そ、それからこのジャクジーも露天風呂だと
維持してくの大変だし。おっきな声がでて
ご近所迷惑になったりするから、ガラス張りにしなきゃ。」
「雅紀がおっきな声で唄うの?」
「それぞれの部屋にシャワーがあるのは
とってもいいよね、
でも俺たちには衣装も道具もたくさん
あるだろうからクローゼットとか納戸も
大きめがいると思うよ。」
「そうだね、みんなたくさん持ってるよね」
「あと、ここは中庭になるのかな?
ここでもお茶ができるチェアーとか
置いてあるんだね」
「うん、少し開放的な空間もいいかなぁって」
「欲張りさんだね」
「え?」
「俺だけじゃ物足りない?
みんなからも愛されたいの?」
「……………潤っ…」
