星に見ている
第13章 自己嫌悪の弱虫出口
「ーーーー、ーーー、ーー。ーー!」
Cの教室から……
話し声が、聞こえるーーーー…
誰か、まだ帰らずに残ってる生徒がいる……?
俺は、足音を立てずに…Cの教室へ近付く…
居たーーーーーーー…手塚君…
でも、俺は…声をかけられず……
廊下で……手塚君の背中を……見てるしか出来なかった
手塚君はーーーーー…
日の沈む…雰囲気のある教室で…
同級生の男子と、二人っきりでーーー…
しっとり…話しこんでいた……
進路の事や…
夢ーーーーー的なーーー…事…
手塚君は、彼に背を向けていたが…
何故かーーーー…ピン!と、来たーーーー…
乙女モードになんか…なるもんじゃないな…
手塚君の、彼に対する思いがーーーーー…
嫌でも見えてしまうーーーーーー……