星に見ている
第2章 見て
そして――――…
真っ白な雪が空から降る季節―――――…
君は、彼女に告白した……
クリスマスは…二人で過ごすと……
照れながら――――…
幸せそうな顔で………言ってた
その日の放課後…僕は、図書室で用もないのに…本を借りるフリをして――――…
一人で過ごした―――…
頭の中を少し整理したかった…
「―――――…すみません、下校時間が――――…」
「あ……、
スミマセン…帰ります」
結局…
頭の中を整理なんか出来なかった…
それもそのはず…
整理するくらい…
僕は、君の人生に……
関わってはいないのだから…
気持ちを悟られず…
ただ…膨らむ恋心を………
必死に押さえつけていただけ…