星に見ている
第3章 いる
「――――――ごめんな…
相手に伝えられない想いに…育てて…」
僕は…小さく光る星に……謝り――――――…
大きく深呼吸をした…
君は―――――――…
僕の恋心を知らない…
知らないから…幸せなクリスマスを過ごせるだろう…
今は、心から「おめでとう」は言えないけど…
友達としてなら…
僕は「おめでとう」を言える気がするよ…
僕は…次―――――…
誰を好きになるのかな…
好きに…なれるかな?
恋愛…出来るのかな?
また……星を増やすかも…
それでも――――――…
見上げれば…
初恋の星が…そこにあり…
僕を見守る…
僕は……
この初恋を…
星に見ている――――…
【END】☆゜。☆.゜゛
…数年後…
「サンキュー…手塚…
お前だけだよ―――…失恋話に付き合ってくれる奴は…
マジ…サンキュウ…」
「いいよ……これぐらいしか…僕は出来ないから…」
「――――次は…手塚の恋愛相談に乗ってやるか…何でも相談しろよ?」
「ハハハハハ…君には…絶対、相談しないよ」
「―――…手塚って…そう言うとこあるよな―――…」
〜☆〜END〜☆〜。。。。。