星に見ている
第17章 ヘタレとピュアのダメな所
俺たちは、肩を並べて…映画を観たーーーー…
時々笑ってーーーー…
時々…驚き…
後半ーーーー…泣いた…
手塚君は、涙もろく…何度か箱ティッシュを差し出してあげたーーーー…
不覚にも…俺も…ウルウルとしてーーーー…
手塚君から、ティッシュをもらったーーーー…
見終わりーーーー…エンドロールが流れると…
「「はぁ~~~~~~…」」
と、二人でタメ息をついていた……
「///敦人さんは、俺より…先に死なないで…くださいね…」
「///手塚君は…むちゃくちゃな事を言うなぁ…
それは、俺のセリフだろ?」
肩が触れ…
手が重なっていたーーーー…
映画の効果かーーーー…
手塚君を…もっと感じたいーーーー…って、思っている…
キス…したいーーーー…
もっと、近づきたいーーーー…
手塚君を……独り占めしたい…
帰したく…ないなーーーー…
俺は、手塚君の目を見つめーーーー…
手を…キュッと、握った…