星に見ている
第19章 卒業と恋人の距離―――…
「――――先生…」
「はい―――――…いらっしゃい…」
見つめ合うこの間が――――…懐かしくもあり…
寂しくも感じる…
「ここから…始まったんですよね…
僕たち――――――…」
先生は、少し笑いながら…僕の言葉に頷く…
「―――…入ろうか…入らないか…迷う手塚君に…惹かれた…んだよ俺は…」
先生は、僕のを取り…照れながら教室に向かい入れる…
後ろ手で…ドアを、閉めながら…
繋がれた片手が…熱く…先生を感じる――――…
「///ったく―――…直樹は…触れる度に…綺麗になっていくから……困る―――…」
///先生は、僕を“綺麗”とか“可愛い”とか…言う―――…
僕からしたら…
先生は、どんどんセクシーになっていく…
だから―――… 子供なりに…
しがみついているだけなのだが――――…