星に見ている
第7章 先生と生徒
「――――――先生は…
いつから……自分が…
皆と違うと……気がつきましたか…?」
僕は、自分のスタートラインと…先生のスタートラインを比べたくなった…
僕の…道しるべ……
――――――…それは…言い過ぎか…
でも、自分だけではないと…
心だけでも…救われたかった…
「―――――直球だね…まいったな…」
真木先生は、答えにくそうだったが…
僕の目は……マジだ……
先生…僕は、面白半分で聞いているわけじゃないんだ……
でも―――――…
いきなり…
こんなこと聞かれたら……
僕だって…困る―――――…
「―――――…スミマセン…
立ち入り過ぎた気がします…」
うつむくと……床のカラフルな汚れが…
夕日に溶けて…うまい具合に…
床全体をアート作品にした―――――…