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えっちの経験値

第11章 抱いてくれますか?

「帰ってくれ。これから咲良とお楽しみだ」

もう一度、唇が重なる。

その間に美穂は黙ってこの場を去った。

「悪かったな。取り合えず入れよ」
「……ぅん」

六畳ほどの畳の部屋。

テレビもベッドも無く
机代わりに使っていると思われる
ちゃぶ台のようなテーブルがあるだけの
殺風景すぎる部屋。

私に向かってタオルを投げられた。

「それで拭いてろ」

笹野は苛立っていた。

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