テキストサイズ

えっちの経験値

第19章 一之瀬蓮の事情⑦

各自に料理が運ばれ
生徒たちはむさぼるように食べている。

「すみません……私まで御馳走になって
しまって」

俺の左隣は千佳。

生徒たちに仕組まれた。

「いえいえ。次は御馳走になりますから」
「それはもちろんです」

……冗談なのに。

この手の会話を翔太が聞き逃すはずがない。

「おッ。早速デートの約束してるし~」

他の生徒たちも翔太に続き
俺と千佳を冷やかした。

「デートなんて……蓮先生が迷惑がることを
言ってはいけません」

千佳はそう言いつつも
この冷やかしが嬉しそうだった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ