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えっちの経験値

第31章 佐倉千佳の事情③

「でもチャンスですよ。流れであろうと
何であろうと、それだけ拒み続けていた
キスをしたんですよ」
「そうだけど……ちょっと私には無理かな」

蓮の咲良へ対する強い気持ちは
一緒に居る私が一番よく知っている。

「じゃ、一生セフレですか?」

年下の未菜に馬鹿にされたようで
少し苛ついた。

「それは未菜さんもでしょ?好きな直人くんと
親友だなんて綺麗事すぎない?」

未菜は怒ると思いきや高笑いをした。

「やっと本音で話すことが出来そうですね」

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