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えっちの経験値

第37章 朝比奈馨の事情①

「ゃばい……超気持ち良かったよ、先生」

未菜は吹っ切れたように
ベッドの上ではしゃいでいる。

「決まりました?これからのこと」
「先生には悪いけど、先生のことずっと
直人だって思い込んでセックスしてた」
「それでいいと思いますよ」

実際に俺もだけど。

「私ね、やっぱり直人に恋してる。
失いたくない。だから……直人に言わなくても
いいよね?」
「告げたところで彼も貴女も傷付くだけです」

自分に告げる答えを自ら出してしまった。

咲良と……あの蓮先生の間に入ったところで
最終的に傷付くのは俺。

……そう考えてしまうあたり
俺は咲良に恋をしてしまったのかもしれない。

確証は無いが。

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