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えっちの経験値

第41章 今度こそ、この恋は実りますか?

目的を失いながらも
医療専門学校に通い続け
二年の月日が流れた。

来年卒業だというのに
就職先の当てもなく
居酒屋のバイトに明け暮れる日々。

「マスター……昼間のバイト増やしません?」

マスターは無謀にもランチを始めてしまった。

「口より手を動かそうね」
「そうそう、マスターの言う通り。
咲良ちゃん。お茶ちょうだい」

朝顔先生はランチタイムも
ほぼ毎日来店する。

知り合って二年も経つというのに
未だに素性が明らかになっていない。

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