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えっちの経験値

第45章 若松百合の事情①

「百合さん。寝てて良かったのに」

蓮はコンビニの袋を提げていた。

蓮が居なかったこの数分が
1時間にも10時間にも感じた。

「蓮くん……」

コンビニで買ってきた商品を
屈んで冷蔵庫にしまう蓮に
後ろから抱き付いた。

「ひとりにしないで……お願い……」

蓮は抱き付く私の手を握った。

「ひとりになんてしない。だから安心して」

蓮の背中が大きく感じた。

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