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えっちの経験値

第47章 朝比奈馨の事情②

「ダーメ。俺は決まった女にしか
名前で呼ばせない」

「馨」なんて呼ばせてしまったら
咲良に呼ばれる度にドキドキしてしまって
俺の確固たる立ち位置が定まらなくなる。

「へぇ……先生って、決まった女性が
居るんだぁ」

ちょっとくらい嫉妬してくれても……

「それはどうかなぁ。へっへっへ……」

無意味なことは分かっているが
含みを持たせる。

「で、もうひとつのお願いなんですけど」

……やっぱり無意味だった。

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