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えっちの経験値

第49章 若松百合の事情②

この店【スナックほまれ】は
孝之が勤める会社の目と鼻の先。

偶然なんかじゃない。

意図的に。

いつか孝之が【スナックほまれ】を
訪れるのではないかと期待していた。

未練がましいが孝之を忘れられずにいた。

そして三ヶ月前、偶然にも
孝之が【スナックほまれ】に現れた。

今夜も孝之は疲れきった表情をしている。

「ビールでいい?」

ボックス席に座る孝之に
おしぼりを手渡す。

「ウーロン茶にしてくれないか」

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