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えっちの経験値

第50章 一之瀬蓮の事情⑮

すっかり萎えきってしまった俺に
身を寄せる百合を疎ましく感じてしまった。

「あのね……蓮くん……」

聞いたこともない甘ったるい声。

「なんすか?」

素っ気なく返答する。

「孝之とヨリが戻せそうなの」
「えぇ!良かったじゃないですか!」

ついオーバーリアクションをとってしまった。

あと少しの我慢。

百合には女すら感じない。

もう一緒に居たくない。

「でも……迷ってるの……」

……嫌な予感。

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