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えっちの経験値

第63章 結城咲良が一之瀬咲良になってからの事情~前編~

一時間後。

家の外には車のエンジン音。

「咲良ちゃん。お疲れ様」

斗真が車窓から顔を覗かせ
テイクアウトのお弁当を掲げる。

外には出たものの
伊織からのメールのせいもあり
足元がすくむ。

「どうしたの?ボーッとしちゃって。
一緒に食べようよ」

ま……いいか。

斗真とは一回セックスしちゃってるし。

仕事でお世話になってるし。

今更拒んだところで損得も無いだろう。

「お疲れ様です。すみません、お迎えまで
来てもらっちゃって」

斗真の黒いアウディに乗った。

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