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えっちの経験値

第63章 結城咲良が一之瀬咲良になってからの事情~前編~

「俺のせい。だからここへ通って懺悔
してるんだ」

遠くを見つめて
切なそうな表情を浮かべる斗真。

「もう……いいんじゃないですか?
胡桃さんには伝わっていますよ。きっと」

そんな悲しそうな顔を見てしまったら
そう言いたくもなる。

それに斗真はきっと胡桃の事態を
重く受け止め反省しているはず。

伊織からの忠告も無駄に終わるくらいに。

「ありがとう。咲良ちゃん」

気が抜けてしまった途端
斗真の声が朝顔先生の声に聞こえてきた。

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