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えっちの経験値

第65章 本條斗真の事情~最終章~

一度目のセックスは
咲良の姿に胡桃を重ね
幻想的なものだった。

それで終わらせるつもりでいた。

しかし俺は二度目を試みた。

咲良との電話が発端である。

きっと俺が電話をする前から
自慰行為をしていたのだろう。

電話口から漏れる咲良の吐息を耳にして
胡桃を思い出さずにいられなくなった。

あれは確か胡桃が大学の友人らと
スノボ旅行に行った時だった。

スノボで怪我をしてしまった胡桃は
俺に電話をしてきて
会話中だというのに
何度も吐息を漏らしていた。

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