テキストサイズ

えっちの経験値

第65章 本條斗真の事情~最終章~

「斗真さん。ローストビーフ美味しかった
です。な?咲良」

食事を終えた一之瀬夫妻が
レジカウンターに来た。

「ね?私の言った通りだったでしょ?」
「またいつでもお越しくださいね。
あ、蓮先生。ちょっとお願いがあるのですが」
「なんでしょうか?」

咲良は俺と目を合わせようとしない。

「今夜団体のお客様が入ってしまって
咲良さんを二時間ばかりお借りしても
よろしいでしょうか」
「それはもう。こんなにサービスまでして
頂いて断れませんよ」

その為のサービスとも知らずに。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ