無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

俺とメグちゃんは
菓子問屋街で
何軒かお店をめぐり
やっとこさ
町内会の予算でより多く購入できるお店で
購入の手続きをとった

『ありがとうございます!!じゃあ、盆踊りの前に品物は取りに来てくださるということで…』
お店のご主人は
ニコニコで俺とメグちゃんを見送ってくれた

ん…？
あれれ？
なんか
さっきから寿春の機嫌が悪い…
メグちゃんに聞けば
どうやらせっかくお菓子屋が建ち並ぶ
問屋街に来たのに
お菓子を買ってもらえないことに
機嫌を損ねてると言うことだった


俺は
『なあ、寿春くん。なんか1こ買ってやろうか？』
と声をかけたら

『えっ？トトロのおじちゃん、いいの？』と
ワクワクしながら
俺を見つめたあと
そっと寿明くんは
ママを振り返る…

メグちゃんは
あきれ顔でしかたな気にうなずいた

『やった―――!!僕、チョコベー買う!!』と
俺の手を握り
菓子屋へ戻っていった




『ほんとスミマセン…。もう…うちのハルってきたら、わがままで…』
とメグちゃんは
すげえ綺麗な顔で俺に話しかけてくれた


俺はそんなメグちゃんの
美人で洗練された容姿のなかに
絶妙のバランスでママの香りがすることに
心のそこから
魅了されていた…