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子持ちママ大好きっ(///∇///)

第17章 俺の守備範囲…(///∇///)

桃井は
なぜか俺には
本音を喋る

俺も桃井にはオンナを感じないし
今では桃井は
年齢よりも確実にばばあに見えるから
俺も本音を喋りやすい

もちろん
職場では桃井を上司として認識しているから
そういう立場で立ち振る舞ってはいるが…


『……で、相手は誰なの?』
と俺…

『……………………………………………。』
桃井は黙ったままだ

しばらくの沈黙のあと

『………………相手。専務の山縣さん…。』


―――――!!
―――――――――――!!
俺は
あまりに驚いたときには
声が出ないことがあることを
初めて実感した

山縣優大【ヤマガタ ユウダイ】…
うちの会社で営業畑で一筋に貢献して
次期社長候補の50代前半…
去年たしか奥さんが亡くなったはずだが…


『マジか…桃井。』

桃井はコクりと頷いてから

『亀頭さん、足は多分捻挫だけたから大丈夫だけど、赤ちゃんが心配なの……… 婦人科に連れていってくれませんか?内緒で…』


俺はタクシーの運転手に
行き先の変更をお願いした。

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