Kissからはじめよう SO & AN
第24章 君のために僕がいる7 雅紀
7-2
次の日、写真家の先生に呼ばれて事務所に行くと
「雅紀、フォトコンテストには応募したのか?締切、もうすぐだぞ」
「あ・・・ハイ・・・これからやります」
「大きなコンテストじゃないけどテーマがお前に合ってると思うし 入賞すれば注目されて仕事につながるチャンスだからな、頑張れよ」
「ありがとうございます」
忘れてたわけじゃないけど、どの写真を出そうか迷ってる
いや、ホントは、出したい写真は決まってる
出すならこれ、と思ってはいる
決まってるんだけど 出そうか出すまいか、迷ってるんだ