Kissからはじめよう SO & AN
第41章 楽園14 雅紀
「ソコ、詳しく聞きたい?」
「え・・・」
カウンターに肘をついて、下から覗き込むように俺の目を見て
ちょっと意地悪そうに笑うと
「ニノの唇は甘くてなぁ・・・夢中になってしもたわ。それから首筋もいい匂いがして・・・」
「わ、やっぱり聞きたくない、言わなくていい」
「キスの合間に何度も“好き”って囁いてくれるねん」
「ちょっと・・・」
「はは・・・ごめん。でも、“好き”の後には“まーくん”って名前ももれなくついてきてな・・・」
「・・・・・・」