Kissからはじめよう SO & AN
第51章 愛を叫べ!1 雅紀
リボンを解き、袋の中から箱を取り出す
そっと蓋を開けると、中に入ってる生チョコに粉砂糖で
「To M LOVE From M」の文字
「!」
即座に蓋を閉めて そのまま固まる俺と チョコと俺の顔を等分に睨みつける和くん
「あはは・・・ふ、深い意味は無いと思うよ?」
「あるに決まってんだろ、LOVEって書いてあるじゃねーか」
「だって、他の人にもあげてたし・・・」
「お前へのチョコだけ特別ってことだな」
「そ、そんなこと・・・」
「・・・・・・」
「あ、でも。万が一、そういう意味でも、俺断るから・・・」
「・・・ホントに断れる?まーくんは優しいから絆されそうなんだよな・・・」
「断れるに決まってんじゃん!」
「その子が泣きそうな顔して1度だけ、ってデートに誘ってきても?」
「断るよ、俺 和くん以外の人と デートなんてする気ないもん」
「・・・どーだか・・・」