テキストサイズ

Kissからはじめよう SO & AN

第52章 愛を叫べ!2 智



「違う違う。大野さん、まだ続きがあるの。」
「続き?・・・キスの続きなら聞かないよ?」

「いやいや、違うから・・・。で、俺の方はそれで済んだんだけど、次に和くんのチョコのラッピングを次々開けて行ったらさ・・・その中のいくつかに、好きです、って感じの事が書かれたカードや手紙入ってたの」
「それはちょっと心配だね」

「でしょー?それなのに和くんてば“こんなの放っておけばいい”って」
「・・・・・・」

「“先輩なんて俺の3倍くらい貰ってるけど、やっぱりいちいち返事なんかしてないはず”って軽く言うんだよ。そーゆー問題じゃないよね?
勿論 俺だって、必要以上に女の子に優しくして欲しいわけじゃないけど、そんな言い方は・・」
「ちょ、ちょっと待って」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ