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Kissからはじめよう SO & AN

第53章 愛を叫べ!3 翔



「・・・おやすみ・・・」
「気を付けてね」


バタン


外廊下から空を見上げてため息を吐く

キンと冷え切った空気
東京には珍しく 星の綺麗な夜だった

ちょっと見惚れた俺は 流れ星流れないかなー、なんて思いながら指を組む


お星さま、お願いします
智くんの機嫌を直してください
明日には笑って話せますように



流星群でもなんでもない夜空

・・・勿論、星なんて流れるワケなくて
・・・当然、俺の願いも聞き届けられなかった



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