Kissからはじめよう SO & AN
第7章 コイゴコロ7 翔
翌日の夜、
急いで仕事を片付けたが 会社を出るときにはもう19時直前だった
走って走って、パン屋の前に着いた時には入口のドアには鍵がかかっていて「CLOSED」の札も
「・・・ハァ・・・やっぱり・・・」
でも店の奥の方には電気がついてる
諦めきれない俺は裏口を求めてビルをぐるりと回り込む
そこにはまさに、ゴミを捨てようとしてる店長さんが・・・
「あの、・・・」
「あ・・・」
「こんばんは・・・」
「こんばんは・・・」
顔を見たら 何故だか胸がきゅんと痛んだ
俺は男で・・・店長さんも男なのに・・・