テキストサイズ

Kissからはじめよう SO & AN

第61章 愛を叫べ!11 和也


「ううん、その時になったらまた同じように感じると思う。
今の自分じゃまだダメだ、まだ一人前になれてない、って
これでいい、なんてきっと一生思えないんじゃない?」
「・・・・・・」



いつもとは別人みたいに まーくんが がんがん言い募ってくる

俺は押されっぱなしで 言葉に詰まって、

こんなの・・・まるでいつもと反対の構図じゃん


・・・どうしたんだよ、まーくん




これまでは、俺が言うことにはいつだって、笑顔を見せたり、「へぇ~」って感心したりしながら 「うん、そうだね」って賛成して来てくれたのに

最近のまーくんは 何かが違う気がして、
俺の中に漠然とした不安が広がる


まーくん・・・何が言いたいの?
何を言おうとしてるの?



ストーリーメニュー

TOPTOPへ