テキストサイズ

Kissからはじめよう SO & AN

第63章 愛を叫べ!13 雅紀


13-3

悪い冗談でも、いい加減な気持ちでもなく、俺が本気で言ってるのを感じ取ったんだろう
和くんの表情がスッと変わったのを感じた

「お店の人に迷惑だから、ちゃんと食べないとね」


食事をしようと勧めると 和くんは諦めたように、フォークを手に取る


左手にフォークを持つ和くんが 俺と鏡のように対称的に食事をするのは
見慣れた風景だけど
こんな風にするのもこれが最後になるのかも、と思うと
鼻の奥がツンとする


ストーリーメニュー

TOPTOPへ