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Kissからはじめよう SO & AN

第67章 Hero1 翔



とは言え、これで今日の研修に影響出る様なら
怒る事も出来るけど
オンオフがハッキリしてると言うのか
仕事中はキリッとしてるから
怒るに怒れず


「ま、いっか・・・各支店の代表にも“ さすが本社の人は違うね~ ”なんて言われて
面目躍如だったし」

東京までゆっくり寝てろ、と
脱いだコートを二宮の身体にかけてやると

相葉くんの夢でも見てるのかな
くふん、と笑ったように柔らかい表情を見せる


その表情があまりに幸せそうで...

ホントは 帰りの車内で研修会の報告書を作っちゃおうと
鞄から小型ノートPCを出しかけてたんだけど

「俺も智くんの夢見るもんね~」

PCを鞄に戻し、座席のリクライニングを目一杯効かせて
瞼を閉じた途端、心地よく夢の世界へと誘われた俺だった





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