Kissからはじめよう SO & AN
第68章 Hero2 和也
そんな俺の疑問には全く気付かないまーくんは
「でしょでしょ♪へへ~」
と 超ご機嫌で。
まぁ、別に場所取るわけじゃ無し
コイツのこんな顔が見られるなら
虎Tシャツコレクションが増えることぐらい
構わないけどな・・・なんて気にさせられる
すると、
俺にググッと近づいて来たまーくんが
「ねぇ、和くん」
「ん?」
「虎のTシャツ ホントに嬉しい?」
「・・・勿論・・・嬉しい、よ?てか、嬉しいに決まってんじゃん・・当たり前だろ」
「・・だよね。俺たちの大切な思い出だもんね。
んふふ・・よかったぁ、和くんが
あの時の事 忘れて無くて」
しみじみと言うまーくんは ちょっと涙ぐんでるようにも見えるけど
対する俺は 冷や汗たらり状態