きみがすき
第12章 *ジュウイチ*
松「あ、あぁ!お酒!飲みすぎも良くないですからね!」
俺から目を逸らしながら良くわからない返事を返す潤くん。
後で苛めてやろうっと。
大「?うん。飲みすぎないようにするね。
…さぁて、と。そろそろマジで帰んないと。」
さっきとは打って変わって、のほほ~んと欠伸をして伸びをする。
確かにそろそろ良い時間。
大「あ、そうだ。」
と帰り支度をしながら思い出したように
大「でも相葉ちゃん。今日デートなんでしょ?」
…あ、そう言えば…。
松「あ、あー…
雅紀、けっこうモテるんですよね。」
大「…ふぅん。」
松「それなのにガードが低いっつーか、がっつりこられると断れない時もあって…」
大「ふぅん。」
松「まぁでもあいつ乗り気じゃ無かったし…」
大「ふぅん。」
松「付き合うとかはないと思うけど…」
大「ふぅん。」
松「…俺の料理美味しかったですか?」
大「ふぅん。」
松「………。
あ!雅紀!」
大「!!
…………いないじゃん。」
松・二「(面白い)」
顎を出す独特の変顔をして俺達を睨む大野さん。
相葉さんのこと、めちゃすきじゃん(笑)
二「大丈夫ですよ大野さん。
相葉さん、ここ数年恋人作ってないですし。」
大「……わかんないじゃん。」
そうぽつりと拗ねたように呟いた大野さんは
やっぱり可愛くて。
あーあ、こりゃ大変だ。周りが(笑)
ほんと上手くいきますように。
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