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きみがすき

第5章 *ヨン*



「大好き…か。」
ホントに無自覚のたらしだよ、智くんは。

思わず乾いた笑いが出た。


そろそろ戻らないとな。
ヤバイと思って、あの状態の智くんを、二宮くんに押し付けて逃げてきちゃったし。
頭の回転は早いし、勘も働く子そうだけど、こーゆう事には慣れて無さそうだし、襲われちゃってるかも。
ごめんね二宮くん。と心の中で謝る。

あ、と丁度良いタイミングでタクシーが来た。運転手に事情を説明し、急いで店まで戻る。




あれ?ひとり増えてる。
あれは松本くんか。
ちょっと雰囲気ヤバめかな?


松「俺の店の前で、こういうこと、やめてもらえますか?」
おーおー完全に怒ってますね。
ふむ、この様子だと、智くんが二宮くんにキスでもしようとして、だけど松本くんが間一髪止めたって感じかな。

大「あ、松潤だぁ」っと今の状態で更に空気が読めなくなっている智くんの、へらっと笑い。

松「は?!松潤って」

大「松潤、今日はありがとぉ。凄くご飯美味しかったよー。お店も凄く好き。また来るからねぇ。」

松「え?あ、それは…どうも。」

完全に智くんペース。笑
ドンマイ松本くん。

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