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大型犬との同居

第3章 ~飼い主への奉仕~

借金取り達と、俺との距離が少しずつ近付いていく。

「早く!」

俺は、どうすれば良いか迷ったがこのままじゃ、借金取り達に捕まるわけにはいかない。

ここは、運転手の事を信じて走って助手席に乗り込み、ドアを閉める。

「とりあえず、僕の家へ行くよ」

ちょうど信号が青になり、運転手は運転を再開してここから離れた。

これが、俺と小太郎さんとの出会いだ。

最初、小太郎さんの年齢を聞いた時は正直驚いた。

俺より、5つも年上だからだ。

小太郎さんに助けてもらったあとは、事情を全部正直に説明して何度もお願いして、落ち着くまで小太郎さんのとこに置いてもらう事になった。

家事や身の回りの世話を条件にだけど、住まわせてもらえるならそれぐらいお安い御用だ。

同居初日は、小太郎さんの指示に従いながら1日の責務を終える。

あと、予想外だったのが小太郎さんが俺と同じゲイって事。

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