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第6章 天使

翔「え?司会相葉くんだけ?俺らは?」

夜中にマネージャーから電話が来た。

今年の紅白の司会は俺らじゃなくて、相葉くんだけらしい。

翔「相葉くんと誰やんの?…じゃなくて、紅組よ。」

翔「ふーん。分かった伝えとく。」

有村架純ちゃんに決まったらしい。

ごめんね相葉くん。
ちょっとだけ安心した。

俺が潤と付き合ってると分かっていても、どうしても嫉妬してしまう。

女の人だと特に。

ほんとはお前をどこかに閉じ込めてしまいたい。

黒い欲が渦巻く。





…でも、





悩んでる俺の横で寝てる、潤の髪の毛をなでると、こんな思いを抱いてる自分が恥ずかしくなる。

この天使の寝顔を独り占めしてると、悩みなんかどうでもいい。

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