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「今日さ、どこか遊びに行こうか。
未央の行きたい所に行こうよ」
「……ぅん」

たぶん今の私は
どこへ行っても
どんな言葉を貰っても
満たされない。

不安だけが波を打つように押し迫る。

「東京の案内もまだだったし……
あ、それはもういいのか。普通に遊びに行こ」
「……ぅん」
「……ねぇ、未央。どうして東京へ来たの？
そろそろ教えてくれてもいいよね」