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校えっち(校閲)ガール

第22章 結城翔太の事情③

そうなるとそれはそれで勿体無いことをした。

仕方なくとりあえず俺も着替え
部屋を出てトイレに行こうとした。

『ショウタ……』

うわ言のような泣き声が
杏奈の部屋のドアを隔て聞こえてきた。

俺……だよね。

ノックしようとした寸前
土壇場で手を止めた。

だって……

『ショウタ……好き……好きなのぉ……』

杏奈の想いを知ってしまったから。

杏奈が俺を好きって……

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