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校えっち(校閲)ガール

第26章 伊波杏奈の事情④

彼を……ショウタを想うあまり
一晩中泣き明かした。

朝方シャワーを浴びてリビングへ行くと
翔太がソファーで爆睡していた。

翔太がショウタだったらいいのに。

翔太をスルーしてキッチンに行くと
冷蔵庫を開けた。

「あ……杏奈……おはよ……」
「ごめん。起こしちゃったね」

冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出す。

「別に。部屋で寝直すわ」

いつに無く素っ気ない翔太。

ソファーの真下には
いくつかのビールの空き缶が
転がっていた。

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