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「山岸さん。校閲の仕事って結構頻繁に
受けるものなんですか？」

さりげなく探りを入れてみた。

『校閲？なんのこと？それって出版社の
仕事でしょ』

検討違いの答えが返ってきた。

「笹川さんが……」

……そういえば

あの校閲の依頼は笹川宛だった。

笹川が個人的に受けた仕事？

山岸は寝耳に水状態だし。

『笹川がどうした？あ……帰ってきたよ』
「ぃえッ。大丈夫ですッ」

一方的に電話を切った。