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校えっち(校閲)ガール

第28章 伊波杏奈の事情⑤

「杏奈……好きだよ」

悠人の甘い囁きから撮影が始まった。

背後から腰に手を回され
耳の裏や首筋にキスを浴びせられる。

演技だと分かっていても
「好き」と言われ有頂天になる。

「悠人……私も……好き……」

私に至っては演技なんかじゃない。

恥ずかしく緊張してしまうのも
シナリオ通りではなく素の姿。

「じゃ、こっち向いて」
「……どうして?」
「杏奈とキスしたいから」

私の身体は悠人に反転させられた。

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