校えっち(校閲)ガール
第32章 再会
【HONJOH RESORT】でフロントの
仕事をしていた私。
入口の大きなガラス扉から
颯爽と現れた竜童に一目惚れしたことは
未だに鮮明に覚えている。
それは同時に私の初恋だった。
そんな私の姿をいち早く察し
見逃さなかったのは
オーナーの奥様……遥香さん。
遥香さんは何やらメモ用紙に書き込むと
それを私の制服のポケットに忍ばせた。
『あちらのお客様、池崎翔太さんに渡して。
そして未央ちゃんが部屋まで案内して
差し上げて。今夜のお相手もね』
遥香さんはそれだけを言い残すと
フロントから足早に去った。
仕事をしていた私。
入口の大きなガラス扉から
颯爽と現れた竜童に一目惚れしたことは
未だに鮮明に覚えている。
それは同時に私の初恋だった。
そんな私の姿をいち早く察し
見逃さなかったのは
オーナーの奥様……遥香さん。
遥香さんは何やらメモ用紙に書き込むと
それを私の制服のポケットに忍ばせた。
『あちらのお客様、池崎翔太さんに渡して。
そして未央ちゃんが部屋まで案内して
差し上げて。今夜のお相手もね』
遥香さんはそれだけを言い残すと
フロントから足早に去った。