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校えっち(校閲)ガール

第32章 再会

「未央ちゃん?どうした?」

悠人からのメールに動揺してしまい
スマホを持つ手が震える。

「ゆ……悠人が……か……帰ってこない……」

声まで震えていた。

「部屋まで送るよ。危なっかしいから」

悠人と私が住むマンションの前に
タクシーが到着した。

立つことがやっとの私を竜童が支える。

修復不可能だと分かっていても
やっぱり悠人が好き。

校閲という仕事を通してではなく
普通に出会いたかった。

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