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校えっち(校閲)ガール

第37章 桐生悠人の事情⑩

そうとなれば食材の買い出し。

部屋を出てエレベーターに乗ろうとしたが
【18:00~18:30点検】という札が
掲げられてた。

帰りにエレベーターを
利用出来るなら問題は無い。

非常階段で降りようと重い扉を開けると
男女の声が聞こえてきた。

「えぇ?ここでぇ?」
「だって来るの遅いからだよ」
「仕事だったんだもぉん」
「俺もこれから仕事だからさ。ちょっと
だけ。ね?」

女の声は紛れもなく未央。

男の声に覚えは無いが
低音の俗に言うイケメンボイス。

「それなら部屋に戻って……んぁあッ……」
「こんなに濡れてたら間に合わないでしょ」

未央……なにやってんだよ。

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