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校えっち(校閲)ガール

第7章 痴漢の校閲

【ナオキとカナミ~第三章~】

━━━━━ナオキは正式に交際を申し込もうと
カナミが住む最寄り駅の改札口で
通勤前から待ち構えていた。
『カナミおはよう』
『ナオキ……どうして……』
通勤通学で行き交う人々の邪魔にならぬよう
二人は端の方にはけた。
『俺と付き合ってほしいんだ。ちょっと
順番が逆になってしまったけど』
ナオキは昨日の映画館と観覧車で
予想外にエッチだったカナミを思い出す。
『え……本当に?』
カナミは大胆さが仇となり
ナオキに嫌われたと諦めていた。
『本当だよ。で……どうかな』
『ぅん。もちろんOKよ』
互いの想いを確かめ合った二人は
身を寄せ合いながら改札口を抜ける。

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