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校えっち(校閲)ガール

第1章 地味にかなりスゴイ!!!

「校閲って書かれた文章そのものの内容が
正しいかを確認して、その誤りを正すこと
ですよね?」

桐生悠人が初めて口を開いた。

「その通りです。さすが桐生くん」

……出遅れた。

「あの……質問させて頂いてもよろしい
ですか?」
「どうぞ。これからは質問の場を設けられない
ほど忙しくなりますから」

だったら尚更迷惑は掛けられない。

「文章を読むことも書くことも苦手ですが
私に務まるのでしょうか」

『【未経験大歓迎】じゃないんですか?』
という言葉は辛うじて飲み込んだ。

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