その男、溺愛注意報。
第2章 出会い
「ひーびき!合コン行こ!」
「……合コン?」
目の前の男の言葉を
意味もなく繰り返した。
「そ!」
笑顔で頷くそいつは
山内 雄大 ヤマウチ ユウダイ。
いつもツルんでるのは
俺合わせて4人。
雄大はそのうちのひとり。
あとの2人はまたおいおいね
「いいよー。」
雄大の言葉に
にっこり笑って返した。
「よっしゃ響ゲッッット!!!」
ガッツポーズをする雄大。
雄大ほど感情が
表に出る奴はいない。
「よかったーマジで!今日の合コンに響連れてくって約束してたからよぉ!」
安心したように
笑いながら言う雄大。
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