その男、溺愛注意報。
第4章 変化
「響、もしかして携帯かえた?」
「ん〜?あ、そうだった。番号教えてなかったね?」
蓮の言葉に、ポケットから
最近新しくした携帯を取り出した。
「昨日電話したんだけど、繋がらねぇから焦った。」
あ、蓮昨日俺に電話したんだ。
「ごめんごめん。えっとねー…」
蓮に謝りながら、
新しい番号を教えた。
「さんきゅ。
前の携帯まだあと1年は使えただろ?
この時期に機種変って珍しいな。」
不思議そうに
そう言った蓮。
「うん。俺ね、リセットしたの。」
「は?」
俺の言葉の意味が
分からないって顔をする蓮。
そんな蓮に、俺は
携帯を見せた。
「こういうこと。」
にっこり笑って言うと、
蓮は目を見開いた。
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