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僕をスルーしないで

第3章 冷ややかな眼差し


激しく心臓が鳴ってるのがわかる
身体も熱い
きっと僕の顔は真っ赤になってるに違いない



うまく呼吸ができなくて
どうやって息をしたらいいかわからなくて
全力疾走したあとみたいに
呼吸が早くなった



「…そんな顔で見るな…」



須藤くんはボソッとそう言うと
僕に背中を向けて歩き始めた



待って、待ってよ
せっかく話せるチャンスだったのに!



ああっ…
僕はなんてバカなんだ……



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